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世界初、京大がiPSから腎臓の一部再生



 京都大学の長船健二准教授らは、ヒトのiPS細胞から腎臓のもととなる“中間中胚(はい)葉”と呼ばれる細胞を作り、これを培養して尿の成分の再吸収を担う尿細管などを作ることに世界で初めて成功しました。iPS細胞からすでに心臓や肝臓などはできていましたが、腎臓はほかの臓器に比べて複雑で、これまで再現が難しいとされてきました。 京大iPS細胞研究所・長船健二准教授:「ヒトのES、iPS細胞に遺伝子を導入して(中間中胚葉を)何%作れると示せたのは私たちが最初。大きなブレイクスルーの一つだと思います」 人工透析を必要とする慢性的な腎臓病の患者は、国内で30万人以上いますが、腎移植は年間1000件ほどで、研究チームは今後、再生医療や新薬の開発につなげていきたいとしています。

投稿日:2013-01-23 15:25:06
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科学 iPS細胞 ES細胞 中間中胚葉 腎細胞生成 京大iPS細胞研究所 腎臓 尿細管